(計実) 第6回 Python(3)
◆0.はじめに・復習
◎出席: 今日のrespon:締切は15時
https://gyazo.com/97fb5964c6db84a11623329f9a9d2152
1. 教室番号/参加場所:対面はPC番号/OLは参加場所
2. キーワード:冒頭に伝える
3. 前回の内容の自己評価:成績とは無関係
◎今回の内容
まず,気になる次回の実技テストについて,前回に引き続き,解説します.
次に前回学んだPythonの復習と補足をします.
Pythonの基本的な使い方の最終回として,繰り返しの要素であるfor文とwhile文を学習します.
また,プログラミング学習のまとめとして,プログラミングとなにかを探ってみます.
今回の課題も気象データを扱います.
※ただし,実技テスト用のデータファイルではないので注意
◎その他の注意
以下,以前に述べたことですが,重要なので再掲します.
■1. パスワード
■2. ユーザディレクトリの場所
■3.Win/Mac側の実習フォルダ
Windows/MacOS側での実習用フォルダーは特に指示していません.ですが,わかりやすい場所に「計算機実習I」などのフォルダを作っておくことを強く推奨します.本実習後も他の実習が続きます.放置しておくとわからなくなります. → 情報スキルはファイルの整理から!
■4. 第5回課題について
▲▲ 始まってからリリースします
※模範解答を示しましたので,提出期限後の再提出は受け付けません.
code:第6回 目次
1.テストの準備・復習
2.Python復習プラスアルファ
3.for文による反復
4.while文による反復
5.プログラミングとは?Pythonとは?
<(計実) 第6回課題>
では今日も楽しく頑張りましょう.
◆1.テストの準備・復習
第5回で実技テストについての情報を伝えた.
事前にPC・ネットワークの点検についても伝えた.
ディレクトリとデータの準備も伝えた.
◎ 実技テストに向けての復習
テストの出題範囲は,第1回から第4回の内容である(Pythonを除く).各回の内容についてしっかりと理解し,操作できるように繰り返し復習しておくこと.
★効率のよい復習:以下を最低3回は繰り返そう
1. 第1回~第4回の課題(Pythonを除く)をやり直す
2. 不明な点があれば各回の本文・教材・教科書を読み直す
これを,スムーズにできるようになるまで繰り返せば,テストもスムーズに答えられるはず.
★復習のためのまとめ:
catコマンドが分かれば基本的なコマンドの使い方は理解できる,という趣旨で,まとめノートを作成したので一通り読んで理解すること.
さて,次節からはPythonの学習を続けよう.
◆2.Python復習プラスα
■1. if文の補足
前回に学んだif文は,プログラミングの基本中の基本とも言うべき,条件分岐を行う文である.分岐は論理である.論理の流れを整理できれば,わかりやすく間違えにくい条件分岐が書ける.たとえば下の2つの論理
「AまたはB,ではない」: $ \neg(A \vee B)
「Aでもなく,かつBでもない」:$ \neg A \wedge \neg B
論理のこういった性質を利用すれば,複雑に見える条件分岐を,より簡単な書き方に整理できる.論理 (数理論理学) は情報系分野にとって,とてもとても大切な理論である.今から学習しておいて損はない.論理に強くなろう!
ぜひ,前回のif文に関する部分や課題は何度も復習してほしい.
■2. リスト型
今回の課題に対応するために,第5回でやっていなかったリスト型を簡単に紹介する.
★今回の内容・課題にとってMUSTではないので,軽めに読んで構わない
※リスト型なしでもプログラムは作成できるが,課題のオプションとして出題される.
a. リスト型とは,複数の数値や文字列を1つの箱にいれるデータ型である.
b. 具体的には,"[]" (半角の角括弧=ブラケット) で囲み,値の間は ',' ( カンマ ) で分ける.
★実習★以下,対話モードで確認してみよう.(実際にやってみる)
code:Python対話モードでリストの実習
123
'文字も入る'
< class 'int'>
< class 'str'>
>> len( a )▼ #◀◀ 要素数を表示するlen()関数 >>
リストの使い方は以上の様子でなんとなく理解できるだろう.
その他,リスト型については次の記事を一通り読めばよいだろう.
◎リストの利点
リストを使うと,要素が沢山あっても,forループで簡単に参照できる.
★実習★ 上の対話モードで例示したリストの中身を表示するプログラムは以下のようになる.実際に入力して実行しなさい.
ファイル名は,print-list.py
code:print-list.py
for i in a: # ◀◀リストaの要素を1つずつ取り出す
print i # ◀◀ 取り出したのを表示
今回の課題でも複数のデータを入力する必要があるが,リストを使えばこのように,一括処理が可能になる.
プログラムに登場するforループについては次節で学ぶ.
◆3.for文による反復
指定した数・条件だけ延々と繰り返すループは,コンピュータプログラムの真骨頂の1つである.ループ命令の代表選手がforとwhileだ.
ここではforを紹介しよう.以下のノートを読み,実際に入力して実行し確認しなさい.
◆4.while文による反復
for文と同様に反復のためにwhile文がある.
以下にまとめたので,実際に入力して実行し,確認しなさい.
◆5.プログラミングとは?Pythonとは?
ここまで大急ぎで,Pythonによるプログラミングを体験してきた.
本実習では今回で最後だが,今後のカリキュラムでプログラミングは避けて通れない道である.
ここではプログラム/プログラミングとはなにか,Pythonはどんな言語かについて,簡単に解説しておく.今後の情報系の実習や講義の参考にしていただきたい.
以上.
2023/7/19 by Kobori Satoshi, Fujii Daisuke
[理系なら知っておくべき美しい数式06]:
$ f( x )=\sum\frac{4}{\pi}\cdot( 2n-1 )^{-1}\cdot sin{( 2n-1 )x}